心が風邪引きそうなので
またフィッシュマンズ聴きながら
今日は西脇順三郎読んでいます
曰く、(Ambarvaliaより
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天気
(覆された宝石)のやうな朝
何人か戸口にて誰かとさゝやく
それは神の生誕の日。
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ああーーたまらんす
ギリシアとかラテンの「Ambarvalia」もいいし
「旅人かへらず」もいい。
曰く、
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一六八
永劫の根に触れ
心の鶉の鳴く
野ばらの乱れ咲く野末
砧の音する村
樵路の横ぎる里
白壁のくづるる町を過ぎ
路傍の寺に立寄り
曼荼羅の織物を拝み
枯れ枝の山のくづれを越え
水茎の長く映る渡しをわたり
草の実のさがる藪を通り
幻影の人は去る
永劫の旅人は帰らず
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旅人かへらずは全部読まないと微妙かも。
一個一個もすてきだけど、通して読むと「幻影の人」の色が浮かんできて
その色を通して一つ一つ読むと、また美しい
薙ぎ倒されたレベルで好きなのは、
あえて3つ選ぶとすると
西脇順三郎とジェイムズ・クラムリーと小松左京。先生方です
影響されたとかそういうレベルじゃなく
もう薙ぎ倒された感で。
首に縄つけて引きずり回される感で。
こういうときに、
影響を受けたのはジャン・グルニエとかアルベール・カミュ
とか言いたかったなあ。そのほうがかっこいい感じ?
たけのこご飯にとろろかけて食べたら美味しいんじゃないかなと思って
やってみたけど、よくわからなかった。普通。美味しかったけど。
畳みます